これは、ペドロがアミに出会って間もないときの素朴な質問です。
ペドロは、「宇宙人といえば、地球を侵略するもの」と思い込んでいます。宇宙人が地球を侵略する映画が頭から離れません。
アミは、そんなペドロと一緒に、タコのような頭をした緑色の光線を放つ宇宙人が、地球を侵略する映画をみてこう言います。
侵略なんてことを考える宇宙人は、遠くはなれた星に訪問できるだけの科学力に達する前に必ず自分たち首をしめるようなことをはじめる。
爆弾をつくることのほうが、宇宙船をつくって遠くの星を訪問するよりもずっと簡単なことだから、愛に欠けた文明は、かならずその科学を自滅するほうに使うのだと。
どうして、この地球上には、宇宙人が地球を侵略する映画がたくさんあるのでしょうか。
理由はいろいろあると思いますが、ひとつには、、、
「侵略」という恐れや不安から生まれる想いがそれを想像するのでしょうね。
そういえば、地球に起源をもつ文明星オフィルの住人が「たいくつ」という言葉の意味をすっかり忘れていたのを覚えていますか。
「侵略」という言葉の意味を私たちが忘れてしまったとききっと、多くのすばらしい文明世界との交流がおこなわれているのでしょうね。
私たちが、恐れや不安を手放すことができたとき、恐ろしい宇宙からの侵略者の映画ではなく、きらきらした存在をたくさん示してくれる映画がつくられているのでしょう。
もちろん、「アミ小さな宇宙人」の映画も!たくさんの人に観られて、愛のメッセージを伝えてくれていることでしょう!