突発性難聴で聴力を落とし、とても落ち込んでいた母に、私は最初にこの本を勧めました。
すると母は、自分のことに精一杯で心にゆとりのなかった様子が嘘のように、「ぜひ、これをアニメにして世界中の人に観てもらって!」と、アミの愛の波動に突き動かされ、込み上げる気持ちを私にぶつけてきたのです。
アニメーションにすることで、一人でも多くの人にハートで感じてほしい。
その想いをこめた手紙を原作者であるエンリケ・バリオス氏に送ったことが、このプロジェクトの始まりでした。
アミプロジェクト代表 プロデューサー 曽根史代
私達の現代社会がかかえる重要な課題として、地球環境の問題があげられます。
環境を守ろう!と声高に叫ばれる昨今ですが、はたして、環境を大切に感じる心は、育まれているでしょうか?
地球を愛する心は、頭で考えて生まれるものではなく、自分や皆を愛し、自然や人生を満喫し全てのものがみな、関連しあって成り立っているということに気づいてはじめて、湧き出てくるものではないでしょうか。
環境保全が、一般に、自然環境や地球環境、都市環境などの保全を指し示す言葉であるのに対し、アミプロジェクトでは、心環境も大切に考えます。
わたしたちの心の環境が、地球全体の環境に影響を与えるといって過言ではありません。
言い換えれば、環境問題は、人の心が育つことで解決すると考えます。
また、現代社会の課題というと、とかく難しく語られがちです。
しかしながら、わたしたちは、子どもから大人まで、共通に、この地球上に住まう生命であることに違いはありません。
立場や年齢に関係なく共有していくことが大切であると考えます。
そこで、アミプロジェクトでは、環境という大きなテーマのもと、人、地球、ひいては教育、子育てに至るまで、この地球上に住まうすべての人々に対して、本当の意味での環境の大切さを感じ、地球を愛し、皆がなんのために自分らしく生きていくのかについて理解が深まっていく物語を普及することに関する活動をおこない、環境保全に寄与することを目的とします。
エンリケ・バリオス作 石原彰二訳 徳間書店刊 |
アミプロジェクトが普及する最初の物語は、「アミ 小さな宇宙人」(徳間書店刊)です。
アミの世界、アミのメッセージを広め、世界中の人々と共有することで、地球環境における人々の意識向上に貢献します。
著者エンリケ・バリオス氏からは活動許可を頂いております。
バリオス氏からのメッセージはこちらをご覧ください。
主な活動内容とその意義については、下記に示すとおりです。
かつては、たくさんの良質なアニメーションが日本国内で放映され、子どもたちは、そのアニメーションをみて、夢を描きながら育っていました。
フランダースの犬やアルプスの少女ハイジ、南の島のフローネ、などなど・・・
それは、日常とは違う世界を教えてくれ、温かいものをいつも感じさせてくれました。
自然や動物との触れ合いをとおして、自然の豊かさ、偉大さ、畏敬の念などが育まれていきました。
アニメが子供に与える影響は本当に大きなものです。
心の栄養がたっぷり詰まった、教材ともいえる存在でした。また大人にとっても、童心にかえった心でメッセージを受け止めることができます。
日本だけでなく、世界、そして開発途上国の子ども達へも届けていきたいと考えております。
学校教育以外の教育として、「知る」機会をつくることは、とても大切なことです。
情緒を育み、環境問題の理解へつなぐために、途上国の子どもたちへの教育支援として、アニメーションを無償上映していくためのシステム作りも考えていきます。
本を読むことで、個人的な理解は深めることができます。
しかし、そこから広がりを持つことはできません。
多くの方々と共有し、つながることで、アミプロジェクトやアミをまだ知らない方々へ届けることができます。
また、それは、個々の意識を高めることにもなります。